からだだいじに

30代の親知らず抜歯。地獄の痛みを防ぐには『即帰宅』

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先週、ずっと温めていた下顎の親知らずを抜歯してきました。
一生で4回しかできない貴重な体験(と思うしかない)なので、レポートしておきます。

・「当日の流れどうだった?」
・「ぶっちゃけ痛いよね?」
・「抜歯後どう?ご飯は?」

こういった疑問について答えています。

歯茎に炎症が起こり抜歯することに

ある日、歯茎の鈍痛に気がつきました。

口をあけるとき、物を噛むとき、ほっぺたを押すと痛い。何度か同じ経験があったので「親知らずまわりの炎症だな」と気がつきました。大体放置していれば治ったのですが一週間以上治らずかかりつけ医へ。
「結構ひどいですね。これ繰り返すのだけなので、抜いちゃいましょう」とあっさり言われました。

レントゲンを撮って、生え方と神経との距離を確認し、次回抜歯することに。
この日、「左右いっとく?」みたいな話も出たのですが、最終的に炎症した側だけ抜歯することになりました。一気に終わらせたい気持ちもあったのですが、結論から言うと本当に左右同時にやらなくてよかった…。

また、日程次第では旅行と被りそうだったので、抜歯後に飛行機に乗るのは問題ないか尋ねると(虫歯は痛むって言いますよね)、「飛行機は問題ない。当日はお酒やお風呂は控えた方がいい」とのことでした。今思えば、この状態で旅行なんて楽しめたもんではないので、これも時間を置いて正解でした。

抜歯当日の流れ

17時
受付してすぐ診察台へ。心の準備が…

17時5分
「服が汚れないように布かけますね」と言われた時が恐怖のピークでした。
麻酔は2本。頰側と舌側にそれぞれ打たれました。ちくっと針を刺した後、グーーーーッと麻酔を入れていくときの圧がちょっと痛かったです。
体を一度起こしてうがいしながら、リアルにちょっと震えてました。

17時10分
感覚がなくなった頃、抜歯開始。

ドライバーのようなものでグリグリ。圧は感じるけど、全く痛くない。
あっという間に「もう抜けてますよ」と言われました。
抜けた歯を穴から外に出すのに、また少しカリカリして終了。
多分3分もかからなかったと思います。
よく聞く「脳に音が響く」感覚もありませんでした。

ちなみに私の親知らずは、比較的まっすぐ生えているけれど、半分以上歯茎に埋もれているタイプ。「なるべく切開なしで頑張りますね」と言ってもらい、実際切開せずに抜いてもらいました。抜けた歯と、名称は忘れてしまったんだけど「ここが膿んで痛いんですよ」という謎のブヨブヨの部位を見せてもらって終わりました。

17時15分
麻酔で口が動かないので、フガフガ言いながらお会計をして、抗生剤と痛み止めをもらい帰路につきました。費用は3000円ちょっと。

あっさりすぎて拍子抜け!やったー!終わったぞ!
(この油断を、後で死ぬほど後悔することにまだ気がついていない)







抜歯当日の様子:麻酔切れで悶え苦しむ

ここからがめちゃくちゃ失敗&反省した話です。

結論として、次親知らずを抜くときは、
冷えピタ&マスク持参で冷やしながら即帰宅。
メイクを落とし、水と薬を用意し、
麻酔切れに備えたいと思います。

抜歯があまりにもあっけなく痛みもなかったので、私はその日リリースされたばかりのゲーム「ドラクエウォーク」に勤しみながらのんびり帰宅。
術後1時間半くらいまでは痛くなかったのですが、「あれ、ズキズキするかも」と思い始めたのも束の間、ほんの15分くらいで我慢できない痛さに。帰宅して痛み止めを飲み、その薬が効くまでは、スマホを見る余裕もなく、顎を保冷剤で冷やしながらベッドの隅でうずくまっていました。晩ご飯はおろか、口を開ける気にもなりませんでした。

あんなに巨大な奥歯を抜いているわけだから数日間はズキズキするわけですが、痛みのピークは麻酔が切れてから〜翌朝くらい。一刻も早く帰宅して、安静にできる準備を整えることが、麻酔切れによる地獄の痛みを防ぐための方法です。遊んで帰る人はいないかもしれませんが、病院と家が遠い場合は気をつけたいですね。

そして可能なら、当日と翌日くらいは「家事や仕事できないかも宣言」ができたら安心です。

抜歯後の食事:ウィダーインゼリーはスプーンで

当日は柔らかくしたリゾット、翌日はウィダーインゼリーと、柔らかくしたラーメンを食べました。抜いてない側の顎で噛むのに神経を使います。左右同時に抜歯した方は本当に食事が辛いと思います。

また、吸う動作をすると、せっかくでき始めたかさぶた(血餅)が剥がれてしまうことがあると聞いたので、ウィダーインゼリーを食べるときは吸わないように食べ方を工夫しました。

抜歯当日の睡眠:血まみれの枕事件

当日、痛み止めが効き始めた頃にすごく眠くなり、1時間ほど仮眠しました。枕を高くして、親知らず側を上に。ちなみに、横たわったり寝返りをうったり、幹部に重力?がかかる動作は全般痛いです。

目がさめると、枕カバーが赤く染まっていてビックリ!
この日は唾液もやたら出るなと感じていたので出血自体はそれ程ではなかったのでしょうが、今後は要らないタオルなどを敷いておいた方がよさそうです。

抜歯後の生活:食べ物詰まりに注意!

丸1日しか経っていないのですが、歯が浮いたような違和感と歯茎の疼きが辛く、何より食事が痛くて苦痛です。

そしてある意味抜歯そのものより辛いと言われているのが、「抜歯後の食べ物詰まり」。歯肉が塞がるまでの数ヶ月、穴に食べ物という食べ物が詰まりまくるそう。先生には「放っておいたらそのうち出てきますよ」と言われちゃうらしいのですが、何か対策を見つけたら追記しようと思います。

タフトブラシっていうんですかね?先が小さい歯ブラシが便利そう。

また美味しくご飯を食べられる日を願って、親知らず抜歯レポートを締めたいと思います。

※追記:ドライソケットになってしまいました…

のんきな願いも虚しく、その後「ドライソケット」という合併症にかかってしまいました。眠れないほどの痛みが何日も続き、抜歯当日よりも断然辛かったです…

処置や対策についてまとめましたので、ご参考まで。

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