くらしべんりに

KINTOの蓋つきタンブラー比較レビュー。トゥーゴー/トラベルタンブラー

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佇まいのよいキッチンウェアで有名なKINTO(キントー)。
何年経っても廃れない見た目の良さと、何より実用性を信頼しています。

今年、在宅勤務のお供として保温マグやタンブラーを試してみたくなり、そんなKINTOから2種類のタンブラーを導入しました。

kinto タンブラー

(左)トラベルタンブラー 350mlと、(右)トゥーゴータンブラー 360mlです。

結論から言うと、右のトゥーゴータンブラーは今年の買ってよかったものベスト3に入る勢いで愛用しています…!

5モデル・8サイズあるKINTOのタンブラー(2020/9時点)の中でも、容量・温冷対応・3,000円前後と一番条件が近いこの2つについて、実際に5ヶ月間使ってみた感想を書きたいと思います。

近いといっても違いが特徴的なのでシンプルなレビューになりそうですが、私が購入前に気になっていた保温性能の検証などもしたいと思います。

基本スペック

基本的なスペックはこんな感じです。

トラベルタンブラー 350mlトゥーゴータンブラー 360ml
価格(税込)2,860円 3,300円
対応温度温冷OK温冷OK
重さ245g230g
保温/保冷※6時間/6時間3時間/1.5時間
密閉性ありなし
構成上蓋、飲み口、本体蓋、本体
カラー

公式スペックより引用

見た目はどちらにもよさがあって好きです。ホワイトは白と言うよりクリーム色。目に入るたびに可愛いね、と思います。

共通である表面のパウダーコーティングはデザイン性だけでなく、傷つきにくく滑りにくくする機能を担っているそう。

それぞれのよい点、気になる点

トラベルタンブラー 350mlのよい点・気になる点

よい点

  • 密閉性がある
  • 保冷保温性能が高い
  • 熱いものが飲みやすい
  • 360度から飲める
  • 蓋をすると飲み口が露出せず清潔
  • 蓋〜飲み口のへこみが持ちやすい

トゥーゴータンブラーと大きく違う点は、密閉性とそれゆえの保冷保温性能です。飲み物を入れた状態で持ち運ぶなら断然こちらがおすすめです。

めずらしい形状の飲み口は口当たり良く、中身が適量出てくるので熱い飲み物も飲みやすいです。

気になる点

  • 洗いにくい
  • 炭酸はNG
  • (漏れる…?)

350mlサイズは開口部の径が5.5cm程と小さく、底まで手洗いするのは難しいです。二人ともボトル用スポンジを出すのを億劫がって、なかなか出番が少なくなってしまいました。500mlサイズの方は7cmくらいあるみたいだからまだ洗いやすいかも。

素材的に汚れにくいですが、上蓋や飲み口は若干入り組んでいるので定期的な除菌が必要かなと思います。

また、漏れるという口コミがありますが、私もおそらく自分の不注意で漏らしたことがあります。
パッキンを洗って装着した後だったので、パッキンの向きなどを確認し、パッキン部分を手で一周なぞりなおしたら(ボトルに密着させる感じ?)漏れなくなりました。パッキンを外した際は要注意。

公式のご利用ガイドによると、正しくパッキンを装着し、まっすぐ蓋を締めることで漏れを防ぐことができるとのこと。劣化・破損の場合はパーツのみの購入も可能でした。(▶︎スペアパーツ

できれば横にしないに越したことはないですね。

トゥーゴータンブラー 360mlのよい点・気になる点

よい点

  • パーツが少ない
  • パーツに凹凸が少ない
  • 蓋をしても外しても口当たりが良い
  • 蓋をしたままストローが挿せる
  • 倒しても大惨事を避けられる

家やオフィスで使うなら「コップみたいに片手で飲みたいけど、こぼして大惨事はイヤだな。マグカップくらいの容量でマグカップより保冷保温できればいい。洗いやすさと清潔感は大事!」という感じではないですか?
私はそうだったので、このトゥーゴータンブラーがぴったりでした。

トラベルタンブラーと違って手持ち以外の持ち運びは難しいですが、室内での使い勝手は最高に良いです。購入して以来、ほとんど1日中何かしらの飲み物が入っています。

本体、蓋、パッキンというシンプル構成。洗いづらい凹凸も少ないです。
普段の洗い物はパッキンも取りませんが、着色(特に飲み口)が気になってきたら、分解して漂白剤につけています。

コップのように手で底まで洗えます。眠くても、疲れていても、まぁ洗うかぁ…と思える。

飲み口までゆるやかに傾斜がついて飲みやすい蓋。本体のフチにも丸みがあり、蓋を取っても口当たりがよいです。

ちなみに飲み物を入れた状態で何度も倒したことがあるのですが、蓋をしていれば大惨事は免れます。ストローを挿しているとさらに効果あり。

気になる点

  • 保冷保温性能はそこまで
  • 飲み口が大きい?小さい?
  • 径が大きく持ちにくい?

個人的には正直不満がなくて、口コミを調べて絞り出しました。

保温性能はあとで検証しますが、容量的には全く問題がない性能だと思っています。
飲み口は横が狭く縦に広い変わった形をしていて、適量が出てくる設計なのかな。強いて言えば熱湯を入れたばかりの時は、唇の上に溢れたりしないよう気を使います。
径は確かに大きめなので、手の小さい方が持ったまま過ごすと疲れるかも。普通に飲む分には、女性の私でも不便を感じたことはないですね。

リアルな保温性能を検証してみた

スペックとしての保温性能はわかっていますが、実際に美味しく飲める時間はどれくらいなのか、それぞれ測りながら調べてみました。

ケトルのお湯を常温のタンブラーにうつした時点の温度は83度。スタート温度は環境によりそうですね。

83度

30分ごとに一口飲み、計測していった結果が以下です。カッコ内に飲み頃具合を記号で表記しました。

トラベルタンブラートゥーゴータンブラー
0m83度(×)83度(×)
30m78度(△)71度(○)
1h73度(○)64度(◎)
1.5h69度(◎)59度(◎)
2h67度(◎)55度(○)
2.5h65度(◎)52度(○)
3h63度(◎)49度(×)
3.5h60度(◎)46度(×)
4h58度(○)43度(×)
4.5h55度(○)41度(×)
5h52度(○)38度(×)

(まず、ホットドリンクを「熱くて美味しい」と思える温度は大体60〜70度とわかったのが有意義でした)

結果のとおり、トラベルタンブラーは適温に下がるまで時間はかかりますが、飲み頃の寿命も長いです。タンブラーをあたためて熱湯からスタートすれば、日中美味しい温度を保てるかも。

トゥーゴータンブラーの飲み頃寿命はやはり3時間くらい。体感としても、それくらいで次の1杯を用意しにいきますね。飲み物を入れて1時間くらいはアツアツなのでコップのように飲むのはNGです。

最後に保冷性能についても触れておくと、実際は氷を入れる事が多いので結構持ちます。保冷時間が短いトゥーゴータンブラーでも、飲み終わりまでにぬるく感じたことがほとんどなく、いい意味でスペックとのギャップがありました。

水滴もつかずキンキンの状態を長く楽しめて、夏の間本当に助けられました。

どちらがおすすめ?

私の結論としては、持ち歩くためならトラベルタンブラー

そうでないなら、トゥーゴータンブラーが良いと思います。

トラベルタンブラーを水筒として導入するならもちろん賛成なのですが、室内使いとしてのトゥーゴータンブラーは周りにプレゼントしてまわりたいくらいおすすめです。

おわりに

1,000円台の保冷マグやタンブラーも多い中で、ウダウダ迷ったうえの購入でしたが結果は大満足でした。

購入を検討中の方の参考になれば幸いです。

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