チェリーシュリンプ水槽で、長いこと地味に悩まされていたエビヤドリツノムシ。
何度か駆除に挑戦し、先日ついに根絶できましたのでレポートしておきます。
塩浴させ、エビヤドリツノムシがエビから離れたところをスポイトで除去する方法です。
増えるエビヤドリツノムシ
エビヤドリツノムシとは、主にエビの頭のあたりくっついている白いツノのような寄生虫です。
よく見るとウネウネ動きます。
ネットで検索するとエビの目の上にまつげのようにくっついている画像がよく見られるのですが、我が家では額覚(目の先の2本のトゲ)に寄生されたエビがじわじわ増えてきていました。
エビへの害はないと言われていますが、下記の殺虫剤事件の際に
元気なエビから弱っているエビに寄生 → エビが☆になるとまた他のエビにうつる
というなんとも腹立たしい動きをしたので私は目の敵にしています。
魚と混泳していたら食べてくれるという情報もあったのですが、うちのメダカは食べてくれませんでした。
駆除に使用するもの
・透明の容器
・小さめのスポイト
・塩
(・ツノムシ入れ)
(・黒い背景)
塩の種類は、特殊な成分が含まれてないものであれば食用の塩で問題ないそうですが、私は塩浴用の塩を使っています。
何か黒い背景を敷いておくとツノムシが縮んで小さくなっても見えやすいですよ。
駆除の方法
- 水の容量の0.5%を上限に塩を用意。1Lなら5g、200mlなら1g。
- エビと飼育水を入れた容器に、少量ずつ塩を入れる。
- エビからツノムシが離れたら、スポイトで除去。
これだけの話なんですが、なかなか手強いんですよね。
小さなツノムシはすぐにエビから離れて、白い点のように縮み動かなくなるのですが、大きなツノムシは「やめてよ〜」くらいのテンションでウネウネ動くだけ。
エビの安全を優先した塩分濃度であれば、ツノムシは死ぬというより、刺激で暴れる、くらいに思っていた方がよさそうです。
効果があったのは、スポイトで塩が溶け残っているような水を吸い込んでツノムシが寄生している部分に直接噴射。
ツノムシの暴れ方が激しくなり、くるくる回りながらエビの触覚の先に向かって移動していきます。
なんども噴射していたら、ついに触角から水中に飛び出したので、スポイトでキャッチできました。
しつこいツノムシは塩分に慣れさせないよう絶えず刺激を与えるのがコツかもしれません。
ちなみにエビの様子ですが、暴れまわるというよりあまり動かなくなります(心配)。上記の方法は個体の様子を観察しながら行っていますので、あくまでご参考までにお願いします。
【注意点】見えない部分にもエビヤドリツノムシが?
見えない部分に寄生しているエビヤドリツノムシもいるようです。
見えるツノムシは1匹でも、塩を入れるとどこからともなく2〜3匹飛び出してきたり。
長いこと根絶できなかった理由はこれかなぁと。
私は、ざっと駆除できたなーと思っても1〜2回塩を足して様子を見ています。
レポートは以上です!
エビヤドリツノムシはエビ間を移動するので、寄生されたエビが増えるほど根絶難易度が上がっていきます。
苦手な方は、いたちごっこにならないよう早めの対処がオススメです。