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【体験談】1級小型船舶免許を取得しました

【体験談】1級小型船舶免許を取得しました
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取得したのは去年なのですが、流れなどをメモしたものが見つかったので記録しておきます。

船舶免許を取得した理由は、ほぼ勢いでした。
船舶免許って難しそうだし高そうだし、タモリさんみたいな趣味人やジローラモさんみたいなイケオジが取るものだろうと思っていたのですが、
実際は3日で取れる、近場で完結、合格率95%、トータル10万円もかからない、船はレンタカーくらいの金額でレンタルでき……と「え、そうなの?!」の連続で、とんとん拍子で申し込んでいました。
終わってみても、自動車免許より圧倒的にラクでした。

周りからは「何で船舶免許?」と言われたりしたのですが、私自身は船舶免許を取ったことで、島旅を計画したり、魚をさばきはじめたり、釣りやアウトドアに興味を持ったりと人生の選択肢が広がったのがすごく嬉しい…!

レンタルボートやボートシェアサービスも普及してきているし、もっともっと気軽な免許になっていいのではと思います。

スクール選びはライトでいいと思った

スクールはGoogleMapで検索して、近場で受けられ、口コミが良かったスクールにしました。
金額も相場より安価な7万円台。安価でも、少人数制で一人ひとりにとても親身に対応してくださり安心して受験できました。

なお、私が選んだのは「国家試験受験型」の免許スクールで、「国家試験免除型」の登録教習所よりも全体的な相場が5万円ほど安いです。
後者でも国家試験と同等の審査があるので、調べていて金額ほどのメリットはないように感じました。

実際に受けてみても、もし落ちていたとしたら学科の勉強をサボったり、実技で頭が真っ白になって終始ボロボロ…とか自分の問題だったと思うので、スクール選びはあまり悩みすぎず、予算とロケーション、日程の都合などでライトに決めてよいと思います。

ちなみに学科は独学、実技は一発本番で受かる方もいるようです。強い!

独学を選ばなかった理由

資格試験などを受けるときはまず独学でできることかどうか検討するのですが、船舶免許に関してはスクールに通うことにしました。

一番の理由は、実技試験で初めて船に乗るのは不安だったこと。
二番目には、試験に合格するためだけでない実践的な話を聞きたかったことがあります。

スクールに通わなければ諸々含めても3〜4万円で済むようですが、試験を受けるにもその後船に乗るにも不安が付きまとっていたと思うので、個人的にはスクールはおすすめです。

ただ、2級を受けるなら実技講習だけスクールで良いかも。学科は選択問題だけで、問題集を周回すれば絶対受かります。
私が行ったスクールは6万円弱の学科独学コースがありました。

1級も独学が無理だとは思わないので、ネットで問題形式をググってみて、いけそうかどうか判断すると良いと思います。個人的には海図問題はプロの先生に教えてもらって良かったなと思いました。

コースはいきなり1級?まず2級?

私はいきなり1級を受けたのですが、まず2級から受けておくべきかは結構迷いました。

免許としての違いは航行距離のみで、まず通常のレジャーは2級の範囲で十分なのだそう。ただせっかくなら1級で、カッコいいから1級で、という方も半数ほどいるらしく、スクールの方も「好きな方を選んで、それに向けて頑張るだけですね」という感じでした。

実際に受けてみて、判断の目安として「学習期間が二週間取れるかどうか」というのはひとつの基準としてあるかなぁと。1級の試験範囲は2級以上に「知っていれば解ける(知らなければちんぷんかんぷん)」という内容なので、お急ぎの方、忙しい方にはリスクが高いかもしれません。

あと、1級の試験のみ、必要な道具(コンパス、デバイダー、大きな三角定規二対)に3,000円くらい掛かりました。試験が終わったら使わないので、メルカリで売るべし。

実際に使った道具

規格が色々あって迷ったので、実際に使った商品を貼っておきます。
コンパスなどは作図専用の高級品もありますが、安価なもので問題なかったです。

オススメ勉強法。問題に目を通してから教本を

私が行ったスクールでは以下のような流れで学習しました。

  1. 単元ごとに、まず問題を数問解く(間違えてOK)
  2. 教本を読みつつ、ポイントや解き方をチェック
  3. また問題を数問解く
  4. 自宅で過去問を反復して復習

独学にせよスクールにせよ、問題→教本→問題→反復の流れをオススメします。

試験当日の流れ

当日の覚え書き。

終了時間は、受ける試験やその時々の受験人数によるため、当日にならないと分かりませんでした。
1級を受ける方は昼食後に実技を受けることがほとんどかと思います。

8:50 集合

講義室のような部屋。受験番号で座席が振り分けられており、全体の流れと実技試験の時間割がホワイトボードに書かれている。
人数は30人弱。1級と2級、半々くらい。
2級70分、1級140分。既に一部の免許を所得している方は免除の科目があるため、試験時間が違っていた。
実技は11:00〜、12:15〜、13:30〜の3回にわかれていて、学科の試験終了時間に応じて割り振られている。私は13:30〜。
この日は一艇につき2人ずつの様子。

9:00 説明→身体検査(視力、聴力、色覚、身体機能)&トイレタイム

9:40 学科試験開始。開始30分以降は退出OK。

学科の試験時間が短くて11:00から実技試験だった方々は昼過ぎには解散していた様子。
私は11:00前に学科試験を終えて退出。13:30までかなり空き時間があったため、持参した昼食を食べながら復習していた。待ち時間は外出もOKだそう。

13:30 実技試験

時間がくると試験艇のある桟橋まで行くよう指示される。
ライフジャケットを着けて試験開始。一艇につき2人乗っていたが、後に受ける方が有利にならないよう、一区切りごとに運転を交代する感じだった。
失敗しそうな時や工程を飛ばした時の、試験官の方の無言の圧がすごくて(笑)、優しさなんだろうけど焦ってしまった。
安全確認でめちゃくちゃ手間取ったのと、着岸を思いっきり失敗したので、不安の中帰宅…。。

でも大丈夫だったーーーーーー!

スクールの先生もおっしゃっていたとおり、実技は余程でなければ合格みたいです。

これから受けられる方の参考になれば幸いです。